EQ6ProのPEC設定 2
作成したPECデータをEQASCOMに読み込んでテスト撮影してみた。撮影鏡はSE120で焦点距離が600mm。無理やり露光時間を長くした(といってもiso800 10分×2枚、5分×1枚)ので写真が真っ白。レベル補正していくとM51が結構濃く出てきた。
レベル補正していって、きちんとガイドできていることに正直びっくりした。実を言うと今までPECは設定していなかった。それゆえ、ガイドしていても動きがギクシャクして落ち着かなかった。青ハロがうるさいが、ピンも適当にあわせただなのにもかかわらず、星像は意外にも小さく締まっている。
EQASCOMの画面はこんな感じ。RA補正量が何秒かこれでは良く分からないのだが、だいぶコンパクトに収まっている印象。DECに関しても同じで、こちらは時々しか補正されていない。時々EQASCOMの設定値をいじってやりながらのガイドだったが、今までと比べたら雲泥の差で安定動作していた。露出時間を10分で切ったが、焦点距離が600mm程度であれば、もっと長くしてもよさそうな感じ。
以上のように、先日の赤緯軸調整と今回のPEC設定で、調整前と比べて大分まともに動いてくれたように思う。片付けるときに赤緯軸の回転のシブさを確認してみたところ、良い感じでスルスル回っている。先日の調整は良いようだ。果たしてこの状態でSE250+パラコアの1380mmだとどうなるのだろう??楽しみなような、怖いような。
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コメント
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こんばんはugaliさん。PEC機能の利用でいい結果が出ているようですね。輝星まわりが少し気になりますがM51本体はいい感じ。これくらいのハロならフリンジキラーを使えば、お手軽撮影には十分じゃないですか?散開星雲ならかえって面白いような気もしますよね。
投稿: よつば | 2011年4月 9日 (土) 00時32分
よつばさん、おはようございます。
PECでこんなに変わると思っていませんでした(汗)フリンジキラーって有効なんですよね。実はすごく欲しいんですけど、SE120を撮影鏡とすることに抵抗があって、ためらっていたんです。フリンジキラーでもそこそこお値段しますよね。だったらEDレンズなどの新鏡筒に思い切ってシフトした方が結果的に満足するだろうと思っています。出費としてはフィルターと比較できないほど高額になってしまうので、それもまた踏み込めない領域なんですけどね!
ということで、価格的に安い、フジのSC-42あたりを試してみようかなと考えています。
投稿: ugali | 2011年4月 9日 (土) 08時23分
こんばんは、ugariさん。フリンジキラーフィルターも高いといっても48mm1で万円未満だし、言われるほど高くないのでは。ただ、画像処理で結構成功されているようですので、これならフィルターも必要ないかもしれませんね。
投稿: よつば | 2011年4月 9日 (土) 22時27分
画像処理でハロを消すのもいいんですけど、フィルターで消えるんならそっちの方が良いんで、フリンジキラーも考えてみたいと思います。ただSE120のハロは相当強烈のようなので、画像処理は必須なんだと思います。
投稿: ugali | 2011年4月10日 (日) 01時47分