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タイドグラフ

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星野撮影に向けて準備 ミザールSP赤道儀改造

GWが新月期と知らずにボーっとしていたら、もうGW突入してしまった。
あせって昔の機材を引っ張り出し、かねてから考えていたミザールSP赤道儀の星野専用赤道儀化に手をつけた。本当はスカイメモRか、もっとコンパクトなポタ赤が欲しいのだけど、せっかく手元にある赤道儀を使わないのはもったいない。
まず、三脚の脚を短く切断し、コンパクト&低重心化。
どうせ車で移動するのだけど、標準のままだとさすがに長いので。
あと、うちのSP赤道儀の極軸は緑のドーナツ状のものだったので、プリンターでレチクルを作成し、極軸にセットしてみた。パターンはEQ6Proと同じに。

Dsc_0076_2

出来上がってセットしてみたら、なかなか見た目はいい感じ。
極軸のセッティングは赤経軸を回転させ、北斗七星の位置を合わせ、方向・角度を合わせる。あとは適当に元の位置に戻し、モータを駆動させ、カメラを乗っけただけ。果たしてこんなので撮れるのだろうか・・・。
三脚の色、赤道儀の雰囲気、モータードライブ等いかにも昔っぽい。
カメラの固定は赤道儀をアリミゾ使用に改造してあるので、アルミプレート+自由雲台に固定してある。
Dsc_0068

早速テスト撮影してみた。北斗七星周辺。Img_2046_2
ガイドテストなので色むらはそのままです。レベル補正のみ。
iso800 焦点距離18mm 露光時間5分

自作レチクルだし、極軸の精度まるで出てないし、もう少し流れるかと思ったけどなかなか検討しているんじゃないでしょうか。広角だから当然といえば当然かな。
GW中どこかで時間を見つけて撮影してみようと思う。

しかしガイド鏡やら、大きな赤道儀やらを持ち出すのって、とても楽しいけれど、
小型の機材って、軽くて良いですね。モーターが乾電池駆動ってのも良いなぁ。

 

NAVIC 春の走行会 in 明野高原

Img_2013
岐阜県明野高原で行われたNAVIC走行会に参加してきました。こういった走行会に参加するのは昨年9月のMTA9以来2回目。
前回よりは感覚はつかめたけれど、所詮2回目の初心者なんで、ちょっと複雑な状況になると分からないことだらけ。お店の方や、周りの参加者さんは経験のある方ばかりなので、まわりから「もうちょっと右」「左にハンドル切って少しバック」など指示がバンバン飛んでくる。そのとおりやると問題の場所も経験の無い私でも何とかクリア。

何とか走り終え、離れたところがザワザワしているので行ってみると、ガレ場にギャラリーが。

Img_0799_2

Img_0807

Img_0804
どれも個性的な車両ばっかりで凄いっす。↓私の77がノーマルに見えません?Img_0797

お昼ごはんはバーベキュー。
Img_0808

食事のあと、午後の部。
Img_2016
今回初めてガレ場に挑戦してきました。バイクでは何度も経験していますが、ランクルでは初めて。
かなりすったもんだしましたが、アドバイスをいただき何とかクリア。ムズカシー。

モーターフォーカサー コントローラーのみ完成

Img_0792
ひとまずコントローラーが完成。
望遠鏡から離れて操作できるようにLANケーブルを使って延長。電源は12Vシガーソケットでバッテリーから。コントローラー本体左上にあるスイッチは電源。ピント合わせた後は電源を切っておく。電源を入れ10分もするとモーターがすごく熱くなる。

残すは望遠鏡への取り付け。
ここが一番問題なんじゃないか?という気がする。
今回、SE250N、SE120両方をモーターフォーカサー化をしようとステッピングモータを2個用意した。両方とも装着したいと考えているが・・・。

モーターフォーカサー 1

Img_0783
ひとまずコントローラーがほぼ完成。白ボタン-左回転、赤ボタン-右回転、ダイアル-速度調節といった感じ。電源は12v。
まだ、未完成ですが、接続して回転させてみた。
秋月のPICステッピングモータードライブキットの標準のままだと回転が速すぎるので、コンデンサと、抵抗を変更した。ノーマルの一番遅い状態で1周約6.5秒。改造後1周113秒。めちゃくちゃ回転が遅くなり、確実に1ステップずつ動かすことが出来るようになった。速くしたければダイアルを右に回せばよい。ただトルクが落ちるのでどこまで早くできるかはテストしなくては。
ゆっくり1ステップの回転を見ていてふと思ったのだが、480ステップ、0.75度の回転角度ってどうなんでしょう?手動でピンを合わせる場合、手振れはするが微妙なピント加減が出来てる気がする。減速器付きのフォーカサーがあればなお更にそうだ。それに対し、ステッピングモータは確実に0.75度動いてしまう。この間に合わせたい、ということは無いのだろうか?きっとあるのじゃないかと思う。まだ望遠鏡へのモーターのマウントが出来ていないのでその辺のテストは出来ないが、気になるところ。
あと動くときにどうしても振動してしまう。その辺はマイクロステップ駆動させれば解消するのだろうけど、PICをいじったことが無く手が出せない。
それとモーターが小さくトルクが少ないようだったので気になっていたのだが、ゆっくり動かしているときは全く問題ないように思う。軸をギュッと指で握っても回転を止められなかった。

動いている様子はこちら。少し長めなので適当にとばしてください。

ここまで費用約2500円。
まぁまぁ節約できてるかな。

秋葉原でお買い物

東京出張で秋葉原に出向くのがパターン化しつつあります。

今回はこれ。
Img_0782
秋月電子にてステッピングモータと、PICステッピングモータードライブキットを購入。
用途は、SE250Nのモーターフォーカサー化。

現在製作中~。

 

青ハロ隠し

一昨日撮影テストした画像の青ハロを除去できないかと色々。Tes3
左がそのまま、右が補正後。
方法は以下。
フォトショップでカラーチャンネルごとで表示させてみると、明らかにブルーチャンネルが肥大しているのを確認。そこで除去したい部分のみを選択する。
部分選択→近似色選択→選択範囲の拡大→境界線をぼかす
こんな感じでハロ部分に選択範囲を持っていく。
選択範囲を拡大した段階で小さい星は選択が拡大してしまうので、クイックマスクモードで筆を使い星の中心を塗りつぶしてやる。同時に真ん中のM51も塗りつぶす。
画像描画モードに切り替えると、ハロの部分だけが選択された状態に。
そのごレベル補正でチャンネルをブルーにし、レベルを左右に動かしいい感じの所で決定。

輝星の数が少ないときはいいけど、多いと手で塗りつぶしたり大変かも。

EQ6ProのPEC設定  2

作成したPECデータをEQASCOMに読み込んでテスト撮影してみた。撮影鏡はSE120で焦点距離が600mm。無理やり露光時間を長くした(といってもiso800 10分×2枚、5分×1枚)ので写真が真っ白。レベル補正していくとM51が結構濃く出てきた。
Test
レベル補正していって、きちんとガイドできていることに正直びっくりした。実を言うと今までPECは設定していなかった。それゆえ、ガイドしていても動きがギクシャクして落ち着かなかった。青ハロがうるさいが、ピンも適当にあわせただなのにもかかわらず、星像は意外にも小さく締まっている。

5_2
EQASCOMの画面はこんな感じ。RA補正量が何秒かこれでは良く分からないのだが、だいぶコンパクトに収まっている印象。DECに関しても同じで、こちらは時々しか補正されていない。時々EQASCOMの設定値をいじってやりながらのガイドだったが、今までと比べたら雲泥の差で安定動作していた。露出時間を10分で切ったが、焦点距離が600mm程度であれば、もっと長くしてもよさそうな感じ。

以上のように、先日の赤緯軸調整と今回のPEC設定で、調整前と比べて大分まともに動いてくれたように思う。片付けるときに赤緯軸の回転のシブさを確認してみたところ、良い感じでスルスル回っている。先日の調整は良いようだ。果たしてこの状態でSE250+パラコアの1380mmだとどうなるのだろう??楽しみなような、怖いような。

EQ6ProのPEC設定  1

先日の赤緯軸調整ごPECを設定したのをまとめてみた。間違っていたらご指摘願いたい。

ガイドソフトはPHD Guiding。そして赤道儀のガイド修正の動作などの設定(パルスモーター速度、PEC等)をEQASCOMで。
EQASCOMのピリオディックエラーコレクション(以下PEC)機能を使用して、PEを補正する。
まず最初にEQ6でガイド撮影をするようにセッティング。撮影鏡はSE250だと大きくて大変なので、SE120にした。CartesDu Cielで天の赤道付近の星を導入しておく。Webカメラをセットし、ガイド星を導入した状態に。

1、Perecorderを起動
2
Perecorderは、EQASCOM専用に開発されたプログラム。簡単にEQ6ProのPE計測、Webカムなどガイドカメラのピクセルサイズ計測などを一挙にやってくれ、なおかつPECPRrep用のTXTファイルを作成してくれるアプリ。

ウォームギア1週8分×6回転。1時間ほどPerecorderでPE補正量を記録。ギザギザ折れ線グラフが出来上がる。この上下動が激しいということはウォームギアなどの偏芯が有るということ?(だと思う)。心臓に悪いこのグラフを元にPECデータを作成する。
PECPrep用テキストデータ作成、保存。ファイル名と保存場所を覚えておく。

2、PECPrepの起動
3
Perecorderの書き出したファイルを読み込む。すると先ほどの折れ線グラフが読み込まれる。ウォームギアの偏芯、ノイズなどさまざまな事柄が表示される。細かな設定はあるのだが、ひとまずAutoFilterボタンをクリック。

すると1で計測されたPEを補正するグラフから、なだらかな曲線で描かたPECデータが作られる。これをEQASCOMのPECとしてファイルをTXTで書き出す。こちらもファイル名と保存場所を覚えておく。

3、EQASCOMにPECPrepで作ったPECファイルを読み込む

これでPEが補正される(はず)。

EQ6Pro 赤緯軸調整

先日の遠征時のガイド不良連発。何でだろうと考えていて、赤道儀をいじっていたら、赤緯軸の回転にかなりシブい部分があることが判明。以前、ガタを無くそうと調節したのがいけなかったのか、原因が何なのか探ってみた。Img_074
始めのうち、あれこれいじってみても原因が分からなかった。
ウォームギアの当たりが強すぎたのかと思って緩めたり、締めこんだりしてみたが、回転のシブさは変わらない。はて?なんだろう。
そうこうしている内にもともと機械物いじりが好きだということも有り、バラしてみたくなってしまった。とはいっても道具も場所も無いのであまり突っ込んだ作業はできない。
1、画像のイモネジ3本を緩める。
2、緩めるとクランプ部を外すことが出来るので、反時計回りに緩める。
3、完全に緩めると、中にテーパーベアリングが入っている。オートバイのハンドルステムに似た作りのよう。精度的にバイクのハンドルと比較してはいけないが。
4、この部分の締め具合を調節してみると、どうやら締めすぎていたようで、緩めてやると引っ掛かりは無くなるようだ。
5、ガタがあるほど緩めてはいけないが、ガタが無く、しかもき固すぎないなんとも微妙な所を探す。なんどか回転させてみて良さそうな場所でイモネジを締めこんで固定。
撮影テストはしていないので効果のほどは分からない。しかしおかしな抵抗はほぼ無くなった(わずかに残ってはいるが)ので、スムーズな動きをしてくれることを祈る。

初 遠征

天体撮影をするようになってから始めて外に撮影に行ってきた。今まで自宅でしか撮影したことがなかった。ネットや雑誌で見る凄くきれいな写真たちは標高の高いところなどへ遠征して撮られた物が多いので、ぜひ行ってみたかった。少しずつ準備を進め、いざ遠征へ。
いろいろ考え選んだ場所は茶臼山。8時過ぎに家を出て、現地に着いたのは10時を少し周っていた。スキー場奥の駐車場にはすでに撮影をされている方が1名。なかなかの快晴で、星も凄く綺麗!急いで準備を始める。今までと勝手が違うので少々時間がかかったが、1時間半ほどで撮影を開始。と、ここまでは良かったのだが・・・。
先に言ってしまうと、撮影はうまくいかなかった。
何も無いのはさみしいので、何とか加工してみた。

M64(黒眼銀河)

M642

撮影鏡:SE250N+パラコア カメラ:EOS Kiss X4(ノーマル)
露出:ISO800 5分×2枚 トリミング:中心部60%
赤道儀:EQ6Pro ガイド:PHD Guiding/WebcamPro9000改・EQMOD

M104(ソンブレロ銀河)
M104

撮影鏡:SE250N+パラコア カメラ:EOS Kiss X4(ノーマル)
露出:ISO800 5分×2枚 トリミング:中心部60%
赤道儀:EQ6Pro ガイド:PHD Guiding/WebcamPro9000改・EQMOD

撮っていたときはすごく順調のよう、に思えた。
PHD Guidingのグラフも補正量が少ないようだし、これはオッケーでしょう、と思って楽しみに帰って確認してみて愕然。星像が暴れている。丸くなくちゃいけないのに、おたまじゃくしみたいなのや、雪だるまみたいのまで様々。星空が綺麗だっただけに凄く悔しい。

問題はガイドだけではなかった。EQMODがうまいこと導入してくれない。ちゃんと計ってはいないが、使い始めてから2時間を過ぎた頃からおかしくなる。単純に導入位置がずれる。そして修正しようと思っても、動きがギクシャクしてどうも変。

とは言いながらも、遠征ってすばらしいと思えた。ガイド不良で使えない写真ばかりだったが、撮れた写真は光害被りも凄く少なく、いつもの市街地で撮っている写真と比べたら無補正でも十分綺麗と思えることに実に驚いた。ガイド不良や、EQMODの問題点を改善し、また挑戦してみたい。

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