Astronomy Tool、凄そうな予感
よつばさんのブログにて教えていただいた「Astronomy Tool」を早速購入してみた。正規サイトのこちらよりオンライン購入。21ドル95セント。日本円で1700円程。このPhotosopアクションツール、想像以上でびっくりしました。試しに過去に撮ったM42と、M81、82を加工してみました。突っ込みどころ満載だとは思いますが、参考のために掲載します。どちらも撮影鏡筒はSE120(F5)。そのままだと青ハロ全開。
まずM42。
「Reduce Small Blue/Violet Halos」青ハロを除去するツール、「Enhance DSO and Reduce Stars」ガスなどの天体を強調し、星を小さくするツールなどを使用。他にもたくさんツールありあります多すぎて一度にテストは無理です。すると、なんとNGC1997が浮き出てきたではありませんか。これには驚きました。私の撮像にこんな光が隠れていたとは。M42も白飛びしてしまった部分はありますが、だいぶ細かな部分が浮き出てきました。元が元なだけに多くは期待できませんが、SE120+無改造カメラ(NikonD90)でここまで移れば十分だと思いました。
次にM81,82です。
こちらもまず青ハロ除去の「Reduce Small Blue/Violet Halos」、次に「Local Contrast Enhancement」これは弱いコントラストの強調(直訳ですみません)を使用しました。
青ハロが消え、銀河部分がほんの少しですが明るくなっています。銀河部分の階調が落ちているのでコントラストアップされてるのかな。
青ハロ本命で購入したAstronomy Toolですが、その他一般の天体画像修正に大いに活躍しそうです。すごく多くのアクションがあるので、慣れるのに時間がかかりそう。あと思ったのは、いくら青ハロが除去されたとしてもSE120の色収差による星のボテ感はどうしようもないということ。やはりきちんと撮影用に作られた鏡筒を使用しなければいけませんね。
« 久しぶりのサーフィン | トップページ | SE120のハロを減少させられるのか? »
「天体機材」カテゴリの記事
- NEW KDSマウント 改造の続き(2013.02.07)
- NEW KDS63-540 ゲット(2013.02.03)
- 謎のガイド鏡 ver.3 素性編(2013.02.01)
- ガイド鏡 ver3(2013.01.18)
- アイピースケース(2013.01.15)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
おはようございますugaliさん。
さっそく購入されたんですか。青ハロに関しては大成功ですね。他にもいろいろ楽しめそうな気配。僕も早く購入しなければ・・・・。でもフォトショップは古いエレメントしか持っていないのですが使えるかな~。
投稿: よつば | 2011年10月12日 (水) 08時02分
よつばさん、おはようございます。
本文中も書きましたが1700円でこの機能は安い気がしました。しかし、画像処理をやっていると、写真を撮っている気持よりもCG処理をしている方がメインという気がしてきて悶々とします。極端な例えかもしれませんが、私の顔写真を、顔を細く、鼻を高く、髪の毛、目、肌の色を変え外国人俳優みたいにし、これが私ですと言うみたいなそんな気がしてしまうんです。
ということで、このツールを使用して改めて青ハロの出ない良い鏡筒がほしいと思ってしまいました。よつばさんの使用されているようなシステムでこのツールを利用することで、きれいな写真をより効果的に引き立たせてあげる、それが真髄なのかもしれないなぁ、と。
投稿: ugali | 2011年10月12日 (水) 08時50分
こんにちは、早速使ってますね!
アクションはかなり使えるツールでしょ。
Make Stars Smallerは画像の劣化が極めて少ないので、2度がけ3度がけも可能ですよ。レイヤーをコピーして2度がけ3度がけの効果も確認しながらやってみると良いですよ。
あと、私が良く使うのはSpace Noise Reductionですね。同じくDeepSpace--- もありますが、これもレイヤーコピーして2度がけしたものとDeep---を比較して効果を確認しながらやってみると面白いと思います。
投稿: フルーツ&スカイ | 2011年10月12日 (水) 20時53分
フルーツ&スカイさま、こんばんは!コメント有難うございます。教えていただいたツール、試さずにいられませんでした。凄いツールですね。もっと早く知りたかったです。
そしてまた今回も教えていただいて有難うございます!Make Stars Smaller、Space Noise Reduction早速試してみたいと思います。レイヤーを重ね比較しながらというのは試してみました。効果を見ながら、やりすぎ、もう少し、など調節できるのはいいですね。
素晴らしいツールも、使い方を間違っては台無しですから、宝の持ち腐れにならないように試行錯誤したいと思います。
投稿: ugali | 2011年10月12日 (水) 23時02分