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今日の月

タイドグラフ

天体機材

NEW KDSマウント 改造の続き

最初からこうなることを予想していた気がしなくもないですが、やはりやってしまいました。

Kdsこれが→ Img_3424こうなって(前回) →

Img_3459こうなりました。

改造方法はこれといって特殊なことをしているわけではありません。L型のパーツを切断し、平らにした部分にM5ネジを切り、アリミゾマウントを固定しました。元々ついてるアリミゾマウントは固定ネジが1つだったので、ビクセンのプレートホルダーSXに変更しました。固定ネジは内側の2つの穴を利用してます。あと、天頂へ向けたときの三脚との接触を避けるため20mmほどスペーサーをかませてアーム部を伸ばしました。

Img_3453天頂へ向けてみたところ。

三脚に天頂ミラーなどが接触するため、完全に天頂を向く場合には三脚の位置を変えないといけないけれど、一応天頂までカバーできるようになりました。当然ながら回転軸上に鏡筒があるため、この位置にしてもズレてくるようなことは一切ありません。完全にフリーストップ化されました。なんで最初からこの設計にしなかったんだろう。

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反対側から見るとこんな感じ。ビクセン プレートホルダーSXとKenkoの標準のアリミゾマウントと比べるとビクセンは中抜きになってて軽量、Kenkoのはアルミ無垢材なので重いです。だからどうというわけではありませんが。

KDSマウントをこのように改造するのを、カメラをやる方々はジンバル化と呼んでいますが、天体的にみるとポルタ化といった感じでしょうか。ここまでやるならポルタを買った方が良いような気がします。室内で触ってみた感じでは、ほぼ問題ないと思いますが、三脚がちょっと頼りないことと、水平微動ダイヤルがアームに隠れて触りにくいことが気になります。この辺りは、また少しずつ手を入れていきたいと思います。

NEW KDS63-540 ゲット

Kds63540

先日、東和光機のガイド鏡を購入したばかりですが、Kenko NEW KDS63-540が格安で売られていたので購入した。
同じような焦点距離、口径の鏡筒ではあるが、今回はフリーストップ架台、三脚等がセットで売られていたので、どちらかというとその架台が欲しかった。
早速フルセット組み立ててみたけど、この架台どうなんでしょうね。ブログ等で記事をたくさん見かけたので分かっていて買ったのですが、全然だめです。天頂向けません。望遠鏡が垂れちゃうんです。左の状態がギリギリ。これ以上上を向けると、スーッときます。KDS2にすれば問題解決なんですが、それはセットで出てないんですね。というわけで改造前提での購入です。


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改造はこんな感じに。10mmのアルミ板をカット、穴あけ、タップ立て。天頂へ向けるように嵩上げと、後ろへ移動させました。アリ型マウントはLマウントを上下逆さまにして固定。鏡筒重心は上下の回転軸よりは高くなりますが標準よりは大分低くなります。

New KDS63-540をセットしてみました。
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ちょっとずれてますがほぼ天頂を向けても問題ないようです。後ろに下がった分、バランスが崩れるかと心配しましたが、それほどでもないようで、ホッとしました。しかし、今回この架台を購入したのは実はこの鏡筒を載せるためではないんです。SE120を載せたいんですねぇ。で、載せてみました。

Img_3415 Img_3419
架台が小さいので頭でっかちですが、問題なさそうです。ガタつくかと思っていましたが、回転のフリクション調節ネジを締めこんだらガタはほとんどありません。フリーストップは結構硬めです。
右の写真、これが限界。これ以上天頂を向くと最初みたいに垂れてきてしまう。天頂を向けるにはやはりKDS2のようにKDS2やポルタのように回転軸に直接アリ型マウントを固定する方法にしなければいけないようです。

いずれちゃんと改造するとして、とりあえずお気軽観望用の架台が出来上がりました。これは使いやすそうです。三脚も意外と丈夫だし。

謎のガイド鏡 ver.3 素性編

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先日購入したガイド鏡がどこの望遠鏡なのか、なんとなくわかってきました。
頼りにさせていただいたのはこちら→「古スコ広場」
古い望遠鏡に関する書き込みが多数されている掲示板です。管理人様はガラクマさん。
こちらに書き込ませていただきまして、管理人様他、多数の方々に情報をいただきました。本当にありがたかったです。
で、無理やり結論付けちゃうんですが、東和光器製作所の望遠鏡、でした(と思う)。東和光器は様々なメーカーにOEMで望遠鏡を制作していた会社で、海外にもその名は知られているようです。で、結論に至った理由は以下2点です。

1、サークルTマークがある
2、東和光器の他の望遠鏡とパーツ類が酷似している。

1番のサークルTは他のメーカーも使っているようなので、不安な部分ではあります。
うちの鏡筒についている銘板の上の方が隙間が空いているんですが、この部分に各メーカーのロゴが入るのでしょうね、きっと。自社ブランドの製品にはTOWAのロゴが入ってますから、この鏡筒はどこ向けだったんでしょう・・・。疑問が残る部分です。

しかし、古スコ掲示板では同鏡筒で撮影した月の画像も添付していただきました。なかなか良い子そうなので私もこの鏡筒で一度撮影してみたいと考えています。

ガイド鏡 ver3

先日三基光学館へ出向いた折、店長さんにゆっくりお話を伺うことができ、ガイド鏡に関してとても参考になるお話を教えていただきました。以下の3点です。

  1. ガイド鏡の焦点距離は撮影鏡の2/3程度が目安
  2. ガイド鏡はシャープな鏡筒(アポクロマート等)の方が良い
  3. ドーム内などの外乱を受けにくい環境にある大型赤道儀の方がガイド鏡焦点距離は短くて済む。

1について。
ガイド鏡の焦点距離が撮影鏡の2/3程度あると、ガイディングソフトのパラメーターに余裕が出る。結果として安定してガイド可能になるようです。ただパラーメータを調整することで短い焦点距離でも何とかいけるのかな、とも仰ってました。

2について
星像がシャープだと、星がちょっとずれた時にガイドソフトがそのズレに気付くことができる為、ガイドソフトの反応が良いということのようです。逆にぼやけた星像でガイドしていると星の中心が分かりにくいため、ガイドソフトも迷ってしまい、シャープな写真が撮れない。あと、焦点距離が短く鏡筒でもアポクロマートなどの場合バローレンズを入れても星像が甘くなりにくいので、短めのガイド鏡でもバローで対応可能であること。アクロマートにバローレンズを入れた場合、暗くなり星像が甘くなる為、ガイドに不安が残る。

3について
遠征などで撮影する場合、中型赤道儀等で撮影するわけですが、当然風などの影響をうけますよね。そういった場合は短焦点ガイド鏡だとガイド失敗の確率が高まる、とのことでした。逆にドームなどに設置されている高性能赤道儀などの場合は外乱を考えなくて良いため、ガイド鏡は短めでも良いとのこと。

あまりこうして直に話を聞ける機会というのは無いので凄く参考になったわけです。
じゃはBORG鏡筒お買い上げとは残念ながら行きませんでした。いえ行きたくても行けませんでした(涙)。10分ほど悩んだ挙句、三基さんにありました国産の古いアクロマート(メーカー不明)を入手してしまったのでした。全然店長さんのいうこと聞いてないじゃん!というツッコミが聞こえてきます。↓が購入した鏡筒。
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すでにガイドマウントに装着してあります。購入時は鏡筒のみです。店長さんの勧めを無視する形になってしまったわけですが、完全に無視したわけではありません。今まで使用してきたガイド鏡とは比べ物にならないくらいしっかりしております。対物レンズも接眼部も。今までのプラスチック鏡筒と違い、金属でできており、がっちりしているのでたわみ等は無いと思います。そういいう意味で少し進化している、はずです。

GINJIに載せるとこんな感じ。
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軽くテストしてみました。
以前のガイド鏡と同口径・同焦点距離のアクロマートですが、シャープさは過去の2本と比べると明らかにシャープでした。アポと比べたら色はついてます。過去のガイド鏡との比較では間違いなく進歩してます。あと接眼部のガッチリ感は安心できました。31.7mmが使えるのも良いです。古いのは2本とも25.4mmでした。
試しにアイピースを付けて覗いてみました。シリウスはいかにもアクロマートといった感じの見え方。結構綺麗。木星の縞もちゃんと見えました。4mmアイピース(105倍)でもそこそこ破たんせずに見えたのは驚きました。思っていたより見えるのでびっくり。これで撮像が向上すると良いのですが。
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アイピースケース

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特にこれといって特殊なこともないけれど、アイピースケースを作ってみた。ホームセンターでクッションケース980円。スポンジ付。蓋と本体の合わさるところには一応パッキンがついています。少しは防湿効果もあるのかな。お値打ちな感じがします。
アイピース、パラコア、自作レデューサーが収まります。真ん中の空いている部分に乾燥剤でも入れようかな。今まではタッパにゴロっと入れていただけだったのでこれで安心して運搬できます。
ケース表面はなぜかコールマンステッカー。望遠鏡メーカーのステッカーを入手したら張り替えよう。
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荷物

来ました
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レーザーコリメーター ver2

先日コリメーションアイピースを購入したばかりですが、レーザーコリメーターに少々手を入れることにしました。

理由は、軽量化しつつ、強度アップです。
各パーツを見直しました。実験的に組み立ててみました。
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レーザーポインタの光軸を出すためのナットは、ブラインドナット(エビナット)を使用してます。ブラインドナットは薄い母材にガチッとナットを固定できるので重宝します。サイズはM5。
パイプに巻いてあるベルトは水道管のDV継手ソケットをヒートガンで暖めて伸ばしながらはめ込みました。
中の標的は、同じく水道管部品のTS継手バルブソケットを45度にカットしてその部分に0.5mmアルミ板に標的を貼りつけ、それをカットしたものを接着しました。

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←これの左側の筒部分が今回の50φ(内径46)のパイプの中にほぼぴったりで入りました。少しヤスリがけの必要がある程度です。






現在、もっとコンパクトなレーザーポインターを取り寄せ中なので、そちらが到着したら完成させます。

よつばさんの、ウルトラマン風、に色を着けてみました。
ありですか?
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光軸調整用品

最近すっかり遠ざかってしまっていたSE250Nですが、反射望遠鏡を改めていじってみようと思い、こんなものを購入してみました。
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タカハシのセンタリングチューブとコリメーションアイピース。

今までは自作レーザーコリメーターでしたが、SE250Nの主鏡を洗浄した場合、レーザーだけでは調節できないだろうということで購入に至りました。初めはもっと安いコリメーションアイピースにしようと思ったんですが、が光軸調整がしやすく正確だとのことでこちらにしてみました。果たしてうまく光軸調整できるのでしょうか。
主鏡洗浄等したわけではありませんが、練習を兼ねて光軸調整してみます。
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斜鏡センターマークは4.2mmオフセットさせました。斜鏡セルと調整イモネジの間にステンワッシャーを仕込みましたが、板厚が厚すぎてセンターマークと微妙に合いません。1mm程度の厚さの方が良いようです。斜鏡センターマーク調整は、鏡筒の中に白い紙を入れ、主鏡が見えないようにして調整しました。主鏡が見えてると、斜鏡のセンターマークが全然見えないんですね。
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調整後のセンタリングアイピースから覗いた写真です。アイピースにiphoneを張り付けて撮影しました。写真左側が筒先、右側が主鏡。センタリングチューブのテグスは、細く光るので見やすいです。

撮影テストが楽しみ。ちゃんと合ってると良いのですが。

懲りずに自作パーツ 2

昨日、耳をおかしくしながら切断したブレスシートとの格闘の続きです。
とりあえず完成しました。

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製作したのは「三脚アジャスター」でした。塗装しないと錆びちゃいますので、いちおう塗装してます。缶スプレーなので耐久性は?

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ねじ込むことで三脚を上げ下げし、水平の微調整をします。Img_3040
三脚を載せてみた。
SE250Nを載せた場合、赤道儀16キロ、重り17キロ、望遠鏡15キロ、その他1キロ程度、だとして約50キロていどが三脚の石突にかかっていることになるんですね。1本の足には17キロくらいでしょうかね。その程度でしたら私の素人溶接でもなんとか耐えてくれるんじゃないでしょうかね。
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・・・とにかく、溶接のクオリティはともかく、今回非常に安価にできたので報告です。

内訳は以下
・ブレスシート  108円×6枚=648円
・溶接用蝶番  290円×3枚=870円
・M10ボルト    60円×3本=180円
・ノブスター    70円×3個=210円
                   ----------------------
                            合計  1908円

ん~、安い。1個600円ちょっと。
結構しっかりできたと思うので恐らく問題ないと思いますが、実際に使ってみないと何とも言えませんが。また遠征後にレポします。

懲りずに自作パーツ

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星の撮影せずに、またやってます。
あるパーツを自作するためにホームセンターをブラブラ。
ブレスシート(ガセットプレート)という鉄板を発見。6mm厚で丈夫そう。これは使えるな。
しかも1枚108円とお値打ち。

画像は
1、ブレスシートをジグソーでカット
2、もともと空いてる穴を、切断した端材を溶接して穴をふさぐ
3、先端に穴をあけ、タップでネジを切ってるとこです。ネジM10。

さて、何になるんでしょう。

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